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[When the Cathedral was White]

Yurina Misaki Art Works 2005 / When the cathedral was white

When the cathedral was White

サイズ:375cm×282cm
素 材:障子紙、岩絵具、胡粉
制作年:2005年

 

size:375cm×282cm
material : syoji paper, natural mineral pigments, gofun
2005

Yurina Misaki Art Works 2005 / When the cathedral was white

 絵の中にある場所と私たちの暮らす場所。このふたつの場所は交わることなく存在している。
私たちは絵をみているとき自己の身体を忘れ、自己の身体を意識しているときには逆に絵の中に拡がる場所(描かれた物語など)にのめり込めない。絵と身体の立ち位置、場所には途方もない距離があるのではないでしょうか。
 しかし実際のところ、絵を描くという行為自体は、かなり泥臭い作業の連続です。木材からパネルを組む、絵具をこねまわすなどなど地味な作業ゆえに身体の存在を意識せざるを得ない。このような描く者がもつ身体感覚を見る者へとダイレクトに伝えることはできないだろうか。絵を見る者の場所が絵そのものの場所と交差する、からだありきの「のめり込める絵画」。
 そこでわたしは、私たち日本人が身体の経験として身近な平面である畳の規格サイズを絵画の平面にあてがいました。たとえば、私たちは身体の感覚をもとに、黒い線で描かれただけの不動産の間取りのチラシを見て、容易にその空間を想像できてしまうでしょう。
 この作品においては、6つの面(パネル)の組み合わせ方から、見る者が知っている6畳間の場所を想像させます。同時に、見ている絵自体の大きさも6畳間そのもの(原寸大)であることが、絵と身体の交わる場所が交差する契機となるようにと考えました。
また、素材としても、木、紙、胡粉など、古来より絵の材料でありながら、同時に建築物の素材としても使用され続けてきたものを用いています。それによって、私たちの身体の接触の記憶により呼びかけられるものにしました。

Das Bild hat die Größe von sechs Tatami, die auf traditionelle Weise angeordnet sind. Wenn Japaner das Bild sehen, denken sie sofort an ein Zimmer der Größe von sechs Tatami, die als Flächenmaß für Wohnraum dienen. Sechs Tatami sind die übliche Größe von einer 1 Zimmerwohnung. Der japanische Betrachter übersetzt das Bild also unwillkürlich ins Räumliche.